水は外、火は中。

暑くなってきたので、水分の量が増えてきた清水です。

 

先週の土曜日は、水筒にコップ一杯分くらいしかお茶が入っておらず干からびるかと思いましたよ。

 

人間の体の68%は水でできているので、水は非常に大事なんですが昔の家って水回りは外にあったの覚えてますか?

 

おじいちゃんやおばあちゃんの家に行くと、キッチンは外に、お風呂は離れに、トイレも離れに。そんな記憶はありませんか?

 

瀬野にある母親の実家はまさにそうでしたね。

 

ぼっとん便所だったし、夜にトイレに行くのがほんとに怖かったです。

 

そのかわり、かまどや囲炉裏といった「火」は家の中にあった。

 

火は魔除けになるとか、かやぶき屋根の「かや」が煙にいぶされることによって強度が増すため!などと言われていますが、ではなぜ水は外だったのか?

 

それは腐朽菌(ふきゅうきん)によって木が腐るからです。

 

今みたいに、塩ビ管などなかった時代なので、鉛や鉄が主に使われていました。

 

その管が冷やされて、その冷たい熱が木に伝わって腐るんですよね。

 

だから水回りは家の外にあったんです。

 

今では管がよくなっているのでそのようなことはありませんが、水漏れした場合は話しが別です。

 

今回、在来風呂をユニットバスに交換するという目的のリフォームでしたが、解体してみると水が漏れていて大変なことになっておりました。

 

水が漏れ続けていたんでしょうね、現在進行形で土台はびしょびしょでした。

それだけならまだよかったんですが、そのうらっ側の下駄箱(玄関)まで影響がありました。

本来は3cmも厚みがあるのに穴が開いて、もう指で触っただけで穴が開くくらいくしゃくしゃでした。

 

管に穴が開いていたわけでもないので、完璧施工ミスですね。

 

ここのお宅は築22年。最近本当に築20年前後の家のこういうのよく目にする。

 

日本建築の建物が間取りを変えるリフォームが多いのに対して、最近の家はずいぶん質が落ちたなぁとちょっと切なくなります。

 

家づくりは知識と情熱がある会社に!!!

 

 

おしまい♪