斎藤工の作り方

先日、素敵な女性から木のおもちゃを頂きました。

4月だったか5月だったかにも素敵な女性から木のおもちゃを頂きました。

ありがたいことに、第3子が生まれたお祝いです。

 

みなさんが木のおもちゃをくれるのは、僕が常日頃から木しかいじっていないためだと思われます。

 

そう、木が大好きなのです。

 

この頂いたおもちゃでたくさん遊んで斎藤工みたいに素敵な大人になってもらいたいですね。

 

県工の大先輩であるサコイ食堂のサコイさんのフェイスブックでは、7月におきた土砂災害のボランティアに斎藤工さんが来てくれている写真が何回も上がっていた。サコイさん曰く「3回か4回くらい来てくれたよ」と。

 

ハロウィンの翌日、ごみを拾って歩く斎藤工さんの姿があったとヤフーニュースにも出ていた。

 

なんだよこの人!!全部持ってんじゃねーか!!なんて嫉妬してしまいそうですが、僕が思うに斎藤工さんが小6の途中まで行っていたらしい学校の教育方針の影響によるものが大きいんじゃないかと思っている。

 

この件については以前アメブロにも書きましたが、斎藤工さんはドイツ生まれのシュタイナー教育で育ってますよね。

 

シュタイナー教育についてインタビューを受けられています↓

斎藤工が語るシュタイナー教育

 

テレビを見せることもない、テレビゲームをすることもなく、「自然のものに触れさせて豊かな情緒を育む」という教育。

 

どんぐりや石ころ、木の枝や葉っぱなどを使ってとにかく自然のものに触れさせるらしい。

 

ただ、勉強に関してはゆっくりらしいので、良い大学に入れて、大企業に就職させたい!って方には向いてないんだろう。

 

でも僕は、人ってのは子供の頃に経験したことが「全て」とまでは言わないけど、とてつもなく大事だと思っている。

 

だからいつもブログでは「子育て世代こそ自然素材の家に」と言っている。自然のものを見て、触れて育ってほしいから。シックハウスやアトピーがどうとかではなく。

 

だから我が家は自然素材の家を建てた。なんなら祇園からど田舎に引っ越した。

 

たまに「なんであんな何にもないど田舎に引っ越したん」なんて言われるけど、そういう言われ方をすると正直「何にもないのはどっちだ!」と心の中で思っている(笑)

 

田舎にはたくさんのものがある。

 

先日食事の席でご一緒させていただいた、全国を回って子どもたちに遊びや舞台上演をされている「多田純也」さんもこう言っていた。

「経験からしか創造は生まれない」と。

 

うん、いい。

 

 

そして僕は今日、田舎暮らしのことについて書きたかったわけではない(笑)

 

ちょっと前ですが、「木」のみを使ったお部屋を作らせてもらったんです。

 

今回のお客さんは、僕がまだ自分で請け負ってやっていないころ(大工仕事のみのころ)に、ハウスメーカーのいち大工として工事をさせていただいたのですが、20年弱の大工人生の中で一番長く行かせていただいたお客さんなんです。

 

その期間なんと約5か月。

 

その当時から年賀状のやり取りをずっとさせていただいている唯一のお客さん。工事中は本当に良くしていただいた。

 

前回工事をさせていただいたのは7年前。その時のハウスメーカーではなく僕に言ってきてくださったのが何よりうれしいじゃないですか!

 

今回は、娘さんが今度から使う自分の部屋のリフォームでした。

 

もともとはこんな感じの部屋でした↓

それを解体して↓

床にはカラ松を↓

女性にはカラ松がよく似合う。可愛らしいのが好きな人は!ですけどね。

 

天井と壁には杉を↓

もともと壁は貼る予定ではなかったんですが、「途中で全部貼ってください」と言われたので柱全てカンナで削る↓

 

削る前↓

削ったあと↓

削る前↓

削ったあと↓

昔の家って柱はだいたい杉かヒノキなんですが、珍しいことに松が使ってあった。松はよくひねる。だからまずは削って真っ直ぐにする必要がある。

 

これが結構大変なんですが、これをせんと見れんことになるので定規当ててしっかり真っすぐにする。

 

押し入れも解体して、左は布団が入れれるように、右はハンガーパイプをつけて棚もつけて何かを置けるようにしました。

 

元々の押入れ↓

押入れも全て杉を貼った↓

壁の板もただ貼っているわけではありません。板を並べて色味を見ながら、極力赤いのが下にくるようにしています。

こんな感じで↓

そして完成↓

ここまで木を使うと、湿度が一般家庭と全然違うはず。インフルエンザウイルスなんてまずウヨウヨしない。

 

そして肌で木に触れる。最高だ!

 

こんな家が沢山増えるといいなぁ。

 

 

おしまい♪