一枚板のダイニングテーブルと言えばSHIMIZU

最近分かったことがあります。

 

家具屋さんはテーブルのことを色んな呼び方で分けていることを。

 

一枚板のテーブル↓(我が家の)

無垢のテーブル↓(お借りした画像)

集成材のテーブルと↓(お借りした画像)

この3種類を使い分けてる。

 

幅が違うだけで無垢のテーブルと集成材のテーブルは何が違うんだ?と思った。

 

こういうの集成材のテーブルだと僕は思っていました。

 

無垢って垢が無いってことですが、僕の中ではボンドは垢なので無垢という呼び方には違和感がある。

 

ま、呼び方はなんだっていいんですけどね(笑)自分の好きなものを買えばね。

 

 

秋ごろの話しですが、一枚板の依頼がありました。

 

大きさは、長さ180センチ×幅80センチほど。ま、畳とほぼ同じサイズですね。

 

いつも一枚板でお世話になっている銘木屋さんに行くと「今、幅が80センチを超えるものはないんよー」とのこと。

 

広島じゃ一番置いてるだろうなと思っているところに行くと、そこにもない。

 

タイミングだな。無いときはない。

 

「やば、どうしよう」と思ったんじゃけど、お客さんからは「特に急ぎません。年単位で待ちます。」と言っていただいていたので、気長に待とうかなと思っていたら、連絡していたわけでもないのに別の材木屋さんから「岐阜に一枚板の会社とのパイプができた」と連絡が。

 

岐阜は日本で一番一枚板が集まるところです。そして教えてもらって岐阜まで行ってきました。ハイエースでね。

 

人間好きなものに会えると思うと苦にならないものですね(笑)

 

岐阜に、一枚板を見に行けると思ったら何時でも行けます!

 

 

着くとお迎えしてくれたのは、主にアフリカ材たち↓アフリカ材が大好きな僕はこの時点でテンションマックスです!!(その他の地域のものもありますけど)

タリ↓

アサメラ↓

シンガポールマホガニー↓

ウェンジ↓

アフリカンチーク↓

6000枚もあって載せきれないので自分の好きな木だけ載せております。

買って帰ろうかなと最後まで悩んだ幅130センチもあるケヤキ↓130センチは広すぎるね(笑)

105センチほどの我が家のテーブルでもでかすぎるわ!と思っていることを思い出して我に返った。

 

その他にも南米原産のパープルハート↓

4mを超えるクスノキ↓

1枚で200万円を超えるケヤキ↓

もう帰りたくなかったですね(笑)岐阜の子になりたい。

 

このクスノキ↓を買って帰ろうかと悩んだんじゃけどケヤキを買って帰りました。

ついでにこいつも↓面白い形してるでしょ?

 

元々はこんなだったケヤキ↓

削って削って、削りまくって定規を当てて真っすぐになっているのを確認する。

ケヤキのカンナ削り

 

真っすぐに、そしてきれいに削れたら次は塗装。

 

これが悩みの種なんですよね。

 

一枚板に塗る塗料は大きく分けると2種類。

 

オイル塗装かウレタン塗装。双方にメリットデメリットはある。

 

オイル塗装は木の繊維の中まで浸透していくもの。木の質感は損なわないけど、輪染みができたり汚れがつきやすい。ただ、メンテナンスも容易。

 

ウレタン塗装は木の表面に塗膜を張るもの。汚れはつきにくいしきれいじゃけど、最大の難点は木の質感を失うこと。木の呼吸を止めてしまうので木の温かさを感じない。俺はこれが好きじゃない。

 

ってことで今までオイル塗装でやってきたけど、輪染みは困る。うちのテーブルも輪染みがすごい。

 

オイル塗装みたいに塗膜を張らず、汚れが付きにくかったら最高だ。そんな塗料無いんかな?とずっと探してた。

 

やっと見つけたんですよ!汁椀などにも使われるくらい安全で汚れが付かない塗料を。

それを今回塗ってみた。塗るのは難しかったけど、木の繊維からブクブクと泡が出てきて、浸透して行っている様子が目に見えてわかったし、輪染みもできない。

 

やっとですよ。

 

建物や脚立が木に写っているのわかりますか?

それじゃ、完成を見てください。

 

最初はこれですよ↓

これがこうなりました↓

⚠写真では小さく見えますが、広いところでは幅97センチもあって畳よりも大きいです!!

 

いやーやっぱり一枚板は良いです!!世界に一枚しかなく、それを殺すも生かすも僕次第。ぶち面白いです。

 

一枚板は一生ものです。その次の世代も絶対に使えます。いいものを長く使いましょう。

 

おしまい♪