先日、友人が中古の戸建てを買ったので和室の床を直してきました。
畳がもう駄目だったのと、下地なんかも結構傷んでいたので下地もやり替えました。
この中古住宅を買う前、「大介さん、中古住宅を買おうと思うんですが、失敗したくないので見に来てもらえませんか?」と相談がありました。
そりゃそうですよね、35年ほど前の建物の良し悪しなんて素人の人が見ても解かるわけがありません。
現地ついて瓦を見た瞬間「いい家だ!」と解かりましたね。
団地なので家が連なっているんですが、周りの家には昔建売住宅で使われていた「青い瓦」が使われていた。
友人宅のは「茶色い瓦」。田舎でよく見るあの茶色い瓦です!この瓦を建売住宅で見たことはない。
周りにある建売住宅と坪数も変わらないし、家の形もそんなには変わらない。おそらく築年数も変わらないはず。
友人宅は「大工さんが建てた家」なんです!
「は?家はみな大工さんが建てるもんじゃろ!」と思いますよね?
それはもちろんそうなんですが、昔みたいに大工さんが頭になって(棟梁さんかな)作る家と、ハウスメーカーや建売住宅をやっている会社に雇われている、一大工さんが作った家とじゃ全然違いますからね。
もちろん今はほとんどが後者です。
だから図面を渡されて、「この金額で、いついつまでにやってね」と言われるだけで何の権限もありません。残念ながら。
だったら早くやった方がいいですよね。同じ100万円もらっても、1ヵ月でやるのと2ヵ月かかるのとでは大きな違いですからね。プライドもくそもない世界になっちゃいました。これまた残念ながら。
ただ友人宅は大工さん建てた家なので、造りもよかったですね。築30数年の家ではありますが、壁はすべて土壁ですし、僕は最強だと思っている貫工法
でした。
これが地震には最強だと思います。
熊野っていうこともありましたが、こんな立派な家が150万円だったんですよ!!!1500万円じゃありませんよ!150万円です!
現状日本の家は22年で資産価値が0円になると言われています。どんどんと資産価値が上がっていく欧米とは全くの逆です。古くなった家にも価値を!ってことで長期優良住宅なんて制度のありますが、家の性能を上げるためのものではありません。僕に言わせればですけどね。
てことはですよ。どんなに立派な家でも建売住宅でも22年以上経っている家は、ほぼほぼ土地の値段だけで売られています!
マイホームが欲しいけど金銭的に難しいって方は、質の高い中古住宅を探されるのも一つの手じゃないかと思います。
22年で価値がなくなるのは売り手には厳しいでしょうけど買い手には最高なんですよ!
是非ご一考を!
おしまい♪