みなさんこんばんは。
先週、二日間ほどずっと屋根の上にいて足の裏がものすごく痛かった清水です。


足はすごく痛かったのですが、先週末は最高にハッピーだったのです。
三段峡のすぐそばでお泊りしてきたからです。


今年、呉市安浦町にある波輝カフェさんで工事させていただいた際、囲炉裏も作らせていただいたんですよね。


それをインスタグラムに投降したところ、初めましての方から「いつか囲炉裏が欲しいんです。その際には作ってください」とコメントを頂きました。
そして波輝カフェさんの工事が終わったら、ありがたいことにご近所さんから「うちの別荘も直してほしい」と言われまして、その際見に行かせてもらうと「この囲炉裏いらんのじゃけど、誰かいる人おらんかね?」とのお言葉が!!

こりゃあの方しかいないってことで連絡すると「欲しい」ってことで三段峡までお届け。
インスタグラムと囲炉裏がつないでくれたご縁だったのです。
そして先週末、2度目ましてにしてお泊りさせていただくことに。
もうね、自然大好きな僕からすると安芸太田町はぶち素敵なところで、そこのご家族もぶち温かい方たちで、家がまた最高なんですよね!!





築120年以上のお家らしいので少なくとも明治23年以前の建物ってことになります。
築120年ってすごくないですか?
ヨーロッパでは空気が乾燥しているので燃えにくいレンガや石造りの家が多いと聞きます。
日本は四季があり湿気も多いし乾燥もする。
だから昔の家は木と土と紙で出来ていた。
無垢や漆喰が乾燥を防いでくれる。土壁や無垢の木が湿気を防いでくれる。
四季のある日本に合わせた家づくりが一昔前の日本にはあった。
もう無垢の木が使われることも、漆喰や土を塗ることも、紙を使うことも少なくなってしまいました。
大量生産で作れる家がほとんどで(建材も)、工期もけた違いに短くなった。
進化してるようで退化していると僕は思っている。
ここのお宅には職人さんの魂がこもってた。一つ一つの仕事にすごく感じるものがあった。
家を建てる人も、そこに住む人も丁寧な暮らしをされていたんだろうなぁと思った。
ものを大事にすること。直して使う事。スクラップビルドの現代にはない暮らしがここにはあったんだと思う。
先週足の裏が痛くなったお宅は築14年で屋根の葺き替えと、外壁塗装のやりかえです。
ずいぶんと家の寿命が短くなったなぁと、この仕事をしてると感じます。
僕はやはり素材にこそお金を掛けてほしいと思います。
特に木ですね。「木造住宅」や「木の家」と呼ばれる家はその名の通り「木」が命ですから。
木のことはまた来週書きますね。
おしまい♪