祭りと茶室から学んだ文化の日

一昨日は文化の日でしたね。

 

文化の日が何をする日なのか未だによく解っていませんが、住んでいる地域のお祭りがあったので参加して来ました。

 

この地域に引っ越しして来て3年が経ちましたが、例年は仕事に行くので中々参加出来出来なかったのですが、
今年はうちの区が祭りの担当と言う事で初参加でした。

 

 

ほいじゃがね、

 

 

まさかね、

 

 

 

こがぁな格好をさせられるなんて行くまで思っても見んかった訳ですよ(笑)

 

一軒ずつ家を回って、御幣を振って「五穀豊穣、家内安全」って言うんですけど、こんな人相悪いやつで大丈夫?と思いましたね。

 

ちょっぴり恥ずかしかったぜ(汗)

 

祭りって言うと、地域の人達が集まってやるものだと思うんですけど、
この筒瀬っていうところは、子どもの人数が少ないためなのか全校生徒が集まります。

 

全校生徒約40人中、30人くらいが他所からバスに乗ってやって来る小学校なんですよ。

 

似島にある似島小学校とこの筒瀬小学校自然豊かな学校ってことで有名みたいですね。

 

まぁ清水家も筒瀬小学校に子どもを通わせたかったので、ここに家を建てた訳ですけど。

 

小さな地域なので、前夜祭で神楽が来たりとかも無いですし、祭り自体は質素かも知れませんが
未就学児も混ざって子ども相撲をしたり子ども達は楽しんでいましたね。(6年生はやっぱり迫力があった)

祭りが終わったら家に帰って、木の端材と落ち葉を使って火を起こして焼き芋しました。

長男が保育園でもらってきたお芋があったので。

 

焼き芋が出来るなんてのも田舎ならではで、良い文化?伝統?に触れた一日でしたね。

 

 

目次

日本一美しい建築様式

 

そんな一日でしたがワタクシはというと、神主さんみたいな格好をして一軒ずつ回っている最中、良い物を見る事が出来ました。

 

 

前から筒瀬に茶室のある家がある!とは聞いていたものの、どこにあるか解らなかったのですが今回やっと発見しました。

 

 

いやぁ美しい。

 

 

ほんと美しい。

 

 

数寄屋(茶室)についてはまた来週書こうと思っておりますが、数寄屋建築は日本で一番美しい造りだと
俺は思っております。あくまでも個人的な意見ですが!

 

 

侘び寂びがあって、線が細くて、建物としてこれほど美しい建物はない!と思っています(笑)

 

先日行った京都では、石庭で有名な龍安寺のトイレや土産屋さんが数寄屋風の建物でしたね。

 

龍安寺のトイレを見て↓

トイレのくせに俺の家よりかっこいいってどういうことだ!

と思いました。羨ましいです。ほんとに。

 

その後行った東福寺のちょっと下ったところにあった雪舟庭園には茶室があり中に入る事も出来たので入って来ました!

 

が、写真取り忘れ。興奮していたんでしょう。たぶん。かろうじてこれ↓

↑この丸い窓から見えるのがこれ↓

ここの茶室は2畳半ほどの建物でしたが、まぁなんと落ち着く空間でしたね!

 

茶人で有名な千利休は2畳半や4畳半を好んでいたと言われていますが、ちょっとだけ言わんとしとることが解りました。
(4畳半は解るけど2畳は小さすぎるじゃろ!と思っていたので)

 

ちなみにですが数寄屋造り最高の贅沢と言われている総栂(そうつが)造りの建物は
1坪1000万円なんて言われていますが42坪ある我が家が総栂造りだった場合(栂って言うのは松科の木の名前ですよ)

 

その額

 

4億2000万円です

 

宝くじ当たっても厳しいな(笑)

 

 

総栂造りなんてする必要はありませんが、窓を通して感じる四季の移ろいや侘び寂び。

 

高温多湿な日本の気候に合わせた無垢の木と、土と漆喰と紙で出来た日本本来の家づくり。

 

本来日本の家づくりにはこういった文化があったはず。

 

が、今はほとんどない。

 

住宅展示場には国籍不明の通称洋風の家が建ち並ぶ。

 

素材には無垢の木や、土や漆喰、紙などは一切使われない。あるのは石油からできたビニール製の建材だらけ。

高温多湿の日本に適した家づくりだとは全く思わないんですよね。

 

湿度が下がり風邪を引きやすくなったのは自分たちのせい

 

気象庁の持っている最も古いデータには、1876年1月の東京都心の平均湿度78%。
1950年代でも50%後半から70%台が大半を占めると言うデータがあります。

 

緑地が減り、アスファルトやコンクリートだらけになり保水力が低下したため近年では20%台や30%台まで下がって来ました。
冬にここまで湿度が下がるとウイルスは活発になるので風邪をひきやすくなります。

 

家でも同じ事で、無垢の木と漆喰や紙が使われなくなったせいで家の中の湿度は20%台まで下がっています。

 

僕たち人間が自分で勝手に生活しづらくしているんですよね。

 

一日のうちの半分以上を家で過ごすからこそ、日本の風土にあった家づくりに、原点に戻るべきでしょ!と、
そんなことを思った文化の日でした。

 

休みの日に重ーい内容でごめんなさい(笑)

 

あ、それと京都の龍安寺、東福寺では日本人より外国人の方が多い気がしました。

 

外国の方が異国の文化に触れると言う事はすごく興味のある事だと思いますが、日本人は自国の文化にもっと触れるべきだと思います。
家づくりだってそう。外国の家づくりより日本の家づくりから学ぶべきです!