ニュージーランドからの恵み

先日、妻と話していた時のことですが、僕も妻も子どもたちの干支を把握していないことが発覚。

 

すぐにスマホで西暦を調べると長女と僕が同じ未年であることが解かりました(笑)

 

そうか…2番目は36の時に生まれたのか…

 

僕が未年生まれだからなのか、うちが家づくりの壁に使う断熱材はニュージーランド産の羊の毛なんです!!今回搬入したO様邸も、もうすぐ完成する茶室でも断熱材にはニュージーランド産の羊の毛を使用しております。僕がわざわざニュージーランド産の羊毛断熱を使う理由は断熱材が呼吸するからです!

 

独立してから数年はリフォームばかりしていましたが、そこでは内部結露して土台や柱が朽ちてしまっている家を何棟も目にしました。

 

これって断熱材にガラス繊維にビニールを巻いてある断熱が使われているからなんじゃ?と疑問を持ち始めました。(ようは家がカッパを着ている、またはサランラップでくるんでいるような状態ってことです。蒸れますよね?水蒸気でびしょびしょになりますよね?)

 

でも土壁に漆喰が塗られていた日本建築では内部結露をした家なんて1棟も見たことがない。(土や漆喰が調湿するため)

 

木と土と紙で出来ていた日本の建築がどれほど日本の気候風土に適していたかリフォームしながらよくわかりました。昔の人は本当にすごい。

 

じゃ、呼吸する断熱材使うしかないなと。

 

羊の毛って燃えやすそうと思われがちですが、人間の髪の毛と同じたんぱく質からなり、繊維の中に多くの窒素や水分を含んだ難燃材なので消防服の中にも使われていますし、ボーイング社の飛行機の内装にも使われています。

 

自然のものなのでシックハウス症候群の心配も当然ありません。

 

シックハウス症候群の息子の為にその原因となるものは全て取り除いた家を建てよう!と、我が家を建てるときにたどり着いたのが羊毛でした。

 

壁の中に隠れてしまうものなので、ふさいでしまうともう見ることができないし、やりかえることも簡単ではありません。

 

だけどこの断熱材なら色んな意味で安心してお客さんの家に使うことが出来ます。

 

これから家を建てられる方は家をビニールで覆うような断熱材は選ばないようにしてくださいね。

 

人間だって雨の日にずっとカッパ着ていたら蒸れますからね。家も一緒ですよ!

 

 

余談ですが僕のイメージで羊と言えばニュージーランドやオーストラリアでしたが圧倒的に中国が多いみたいですね。1億3千万頭くらいいるみたいで、3千万頭余りのニュージーランドの4倍くらいいるみたいですね!

ちなみに世界で10億頭くらいいるみたいです。定期的に刈ってやらないといけないみたいですし、それが最高の断熱材だなんてウィンウィンでしかないですね。

 

おしまい♪