ひのき風呂をつくりました!

少し前ですが、2026年には首里城の再建を目指す!という記事を中国新聞で見ました。

 

2022年からの着工になるそうなので実質4年で作るんですね。

 

首里城は樹齢400年前後の台湾ヒノキで作られていました。

 

再建には国産のヒノキやイヌマキ、今回もまた台湾ヒノキが候補に挙がっているそうですが、台湾ヒノキを使った誰でも知っている木造建築物と言えば法隆寺じゃないでしょうか。

 

1300年前の創建当時の木はもちろん国産のヒノキなんでしょうが、昭和の時代の大改修では台湾ヒノキが使われています。

 

法隆寺の鬼最後の宮大工と呼ばれた西岡常一棟梁は「1000年もたそうと思ったら樹齢1000年以上の木を使わないといけない!」と言っておられました。

 

創建当時の法隆寺には樹齢1000年以上の国産ヒノキが使われていたそうです。

 

昭和の大改修の際、日本中の山を探されたそうですが、樹齢1000年を超すヒノキは日本にはなく、台湾ヒノキを使ったという経緯があるみたいですが、その台湾ヒノキも伐採が禁止になっているので、今の時代に法隆寺と同じものをつくろうと思っても絶対にできないんですよ。

 

法隆寺とはそれくらい唯一無二の建物であり、簡単に比べられるものではないんですよね。

 

ネットの世界ではよく見ますけど(笑)

 

「法隆寺と同じ木造建築なので長持ちしますよ!」「法隆寺と同じヒノキなので長持ちしますよ!」なんて記事を。

 

法隆寺を引き合いに出していい木造建築なんてこの世界にはない!恥ずかしいから比べなさんな。

 

そんなヒノキですが、特徴としては水に強い!ということですね。

 

別名「火の木」と呼ばれるくらい火が付きやすく、その原因は脂を多く含んでいるから。

 

脂が多いから水に強いんですよね。

 

水に強いってことなら風呂に使わない手はないでしょう!ってことで今回人生で初めてヒノキ風呂を自分で作ってみました。

 

まずはいつもお世話になっている野崎銘木店さんに相談に行って、浴槽に使うヒノキを取ってもらう。

いくつもの木をはぎ合わせて作るので、その継ぎ目から水が漏れちゃいけん。

 

だからここでは船大工さんが使う技術が必要になってきます。

 

みなさんも一度は見たことがあるとは思いますが、この手の金槌を「舟手型」と言います。よく見ると平ではなくちょっと丸みをおびています。(この写真ではわからんけど)

玄翁(げんのう)と呼ばれるタイプのこの金槌も、片方は丸で片方は平になっています。(ほんまかいの?なんて方はホームセンターで確認を!)

丸みを帯びた面を木殺し面と言って木を叩いてつぶすのに使います。

 

木は生き物です。叩いたら潰れるし、水に漬けたら元に戻るどころかさらに膨れます。

 

その木の性質を利用して船大工さんは舟を作っています。そして今回風呂を作りました。まずは木を叩いたらどれくらい縮むのか?水に漬けたらどれくらい太るのか?を確認です。

叩いて潰して木と木をくっつけた後に水で膨らませて、水漏れを防ぎます。

 

水が回るところに接着剤は使えませんからね。木の性質だけで水を止めるんです。

浴槽の完成です。

ずっと気にかけて下さっていた野崎社長にも入って頂きました(笑)

そしてすべての完成です。

今回、壁と天井にもヒノキを貼っているのでひのきづくしですね。

 

6年前、我が家を建てる時もヒノキの浴槽は考えました。

 

色々調べて長さ1200サイズのヒノキの浴槽でも約40万円。1600サイズだと100万円超えたので諦めました。(浴槽だけの値段ですよ)

 

今回も見積もりはホーローで見ていたのですがある時、「あ!自分で作ればいいんだ!」と思ってお客様に相談。

 

壁や天井も「木が黒くなるのはなぁ」と思ってタイルにしたけど後悔してた。

 

そしてこの6年間の間に「絶対に木が黒くなりません!」と自信満々に言ってくるクリアの塗装にも出会いました。

 

寒い地域なので200Vの暖房がついた乾燥機もつけたかったけど予算的に難しくて諦めた。

 

僕が出来なくて後悔したものをすべて詰め込んだお風呂が出来たんです。

 

うらやましいですよ、ほんっとに。

 

俺なら出来る!と自信があったから作ったわけですが、お湯を張るまではドキドキしました。初めてのことですし。

 

まぁ、大成功と言っていいじゃないでしょうか。

 

僕はユニットバスというものが好きではありません。それは今頃の家づくりと一緒で最初が一番きれいなのであって、どんどんみすぼらしくなっていくのと、何と言っても家で一番の化学物質の塊であるから!です。

 

だから提案は木のお風呂をさせていただきます。おすすめはハーフユニットで上だけ木!ですかね。

 

ちなみに我が家も入らせて頂きました!インスタグラムでは僕のあそこが写ってるんじゃないか?と罵詈雑言を浴びせられましたので修正しました(笑)↓

なんて気持ちいいんだ!!の一言ですね。我が家もいつか必ず作り変えます!

 

風呂は一日の疲れをとるところなので木を見てリラックスしてもらいたいんですよね。

 

おしまい♪