フランス人左官さんに日本の伝統的な土壁を教わる日本の大工

昨日に続き今日も大崎上島編になります。

 

今回大崎上島にはフランス人左官のヴァンくんのお手伝いで行ってきたのですが、その物件がこちら!

木と土と石のお家です。

 

天井も壁も床も土で仕上げるそうです。

 

いやぁ。すごい。

素敵。

 

僕はヨーロッパに行ったことがないので、フランスの家づくりはわからないけどフランスにも木造と土壁の文化があるんですって。

 

知らんかった〜!石の家づくりのイメージがあった。

 

僕が今回作らせてもらった部分がこちら↓

(出っ張りの部分です)

この部分の壁をヴァン君がちょうど、日本の昔ながらの竹小舞をかくというので一連の流れを教わりました(大工だけど)

フランスにも土壁があったとしても工法は違うはず。

 

貫を入れて、割った竹をシュロ縄で編んでとめていくなんてことはないはず。

 

だけど大崎上島でとれた竹と土で家を建てている。

 

日本の昔ながらの工法に魅せられている部分もあるのかな。

 

昨年出会ったアメリカ人左官のカイルさんも日本の伝統的な土壁で家を作っていた。

 

海外の人の方が日本の伝統的な家づくりに魅せられとるじゃんw

 

二人に「今の日本の家づくりはどう写っているんだい?」って聞くと

 

「ゴミだね」と返ってきました。

 

「せっかく土壁の文化があるのに」と。

 

僕が持っている建築の本にも日本の家を見た海外の方のコメントに「ゴミだね」と書いてあった。

 

その本を読んだのはもう10年以上前になるので、当時はすごい言われようだな!と思いましたが、ここ数年でやっとその意味がわかり始めてきました。

 

集成材なので薪にもできない、木材チップにもならない、土に埋めても土に還らない。

 

うん、ゴミだな!

 

と。

 

僕は、日本の高温多湿な気候には木と土と漆喰の家づくりが最も適していると信じていますし、これからの日本の住宅が進んで行くべき道だとも思っております。

 

それを少しづつ伝えていきたらなと思います。

 

次回は大崎上島で見た珍しいものなどについて書いてみます。

 

 

おしまい♪