75センチも落ちている梁を元に戻せるのか?古民家再生日記③

前回の投稿で、家の半分の柱の根継ぎが終わって、残りの半分に手をつけないといけなかったのですがずっと気が重かったのです。

 

そりゃこれですもん。

 

 

 

柱は湿気で腐って折れ、梁は落ち、下屋根は崩れ、家の中にまで竹が生えている状態でした。

 

 

本来、仮筋交い(かりすじかい)と言って、作業を安全に進めるため斜めに木をたくさん取り付けるんですが、それを打ち付けるところすらない状態だったので本当に命がけでしたね。

 

柱が折れ、75㎝も落ちていた梁も何日かかけて持ち上げましたが気が気じゃなかったです。

 

今回、裏の山からの湿気で家半分が半壊状態だったわけですが、もう一つ原因がありました。

 

それが雨漏りです。

 

2カ所ほど「あぁ~これは長い間雨漏りしていたんだろうなぁ」と思ったところの上に立木がありました。

 

2カ所とも屋根に覆いかぶさるほどの木だったので葉っぱが詰まって雨漏りの原因になっていました。

 

屋根に覆いかぶさるほどの立木は本当に厄介なので、そういう木がご自宅にある場合は絶対に切ったくださいね。雨漏りの原因になりますので。

 

今回もこんなに大きくて立派な松の梁も、雨漏りからのシロアリの被害にあって本当にボロボロでした。

 

シロアリは水のある所から1mくらいまでしか上がらないので(ヤマトシロアリの場合)防蟻剤は土台から1mまでしか塗りませんが、屋根が雨漏りしていたら屋根まで行って木を食べてしまいます。

 

なので雨漏りは本当にすぐに直さないと大変なことになりますよ。

 

そういえば昔住んでいたアパートで雨漏りしていてやかんで受けていたような記憶があるような無いような。(僕が子供のころ住んでいた長屋のアパートです)

 

次回は僕が人生で一番落ち込んだ時の内容をお送りします。

 

 

おしまい♪