2017年もあと3日で終わりですね〜。
いやぁ、早いですね〜。
僕は今日まで仕事なのであともう一日がむばります!!!
ここ何日か、現場の道路の前を小学生や中学生が歩かないと思ったら冬休みじゃった。 うちにはまだ学校に行っている子どもがいないので冬休みじゃの夏休みじゃのというものが一切解りません。まぁでも4月から長男が小学校に上がるのでもうすぐですけどね。
その冬休みを利用して我が母校「県工」の生徒が2日間インターンシップに来てくれました!(夏休みも来てくれました)
今年の6月、職業訓練校に大工の求人を出そうとしていた所、県工の建築科の先生が「清水君、今の2年生なんじゃけど卒業したらやとってくれんかね?」と連絡してきてくれたんですよね。なんとタイムリーな。すぐにでも欲しかったので「うーん、一年半以上先かぁ」とも思いましたが、信頼出来る先生が推薦して来る子なので待つ事にしました。
夏休みに初めて来て、手道具(ノミやカンナ)を見た所ピカピカに研いである!!! 刃物をしっかり研いでいたので大仕事をやってもらいました。研いでなかったらやらさんかったけど。
俺、あほじゃけー写真取り忘れているんですが、この大黒柱に色々と傷がついているの解りますかね?(解りにくくてすみません。アップにして見てください(T_T))
この傷を1つの穴に掘り直して新しい木を埋めたんですよ。 この部分なんですけど⬇ちょっとだけ色が違うの解りますかね?
バチッと出来ているでしょ?
作業としてはただ穴を埋めるって言うだけの作業なんですけど、大黒柱って言うと本当に大事な柱で、ここのお宅もこの大黒柱を切ってしまうような事があれば(ないけど)家はすぐ倒れます。
我が家の大黒柱も丸太がささっており、その丸太がまた屋根を支えているのでこの大黒柱に何かあれば(ないけど)速攻家は崩れます。
なんなら死にます。
ましてやこの建物は築80年〜100年くらいで(原爆の爆風を受けて傾いています)すごく歴史のある建物です。そしてそれがまたこの先何十年も残る。そんな大事な大黒柱を高校生が仕事したんです!!
あ、もちろんお客さんには了解を得てますよ。「失敗したら僕が責任もってやり直すのでやらしてあげてもいいですか?」とお聞きすると「いいですよ!やらせてあげて」と言って頂きましたので。
えー仕事させて頂きました♪ありがとうございます♪
その夏休みから冬休みまでの間に高校生の全国大会があったらしく、野球で言うと甲子園、サッカーで言うと国立、ラグビーで言うと花園とも言うべき大会でなんと!
2年生にして!!
全国で!!!!
5位になったそうです!!!
おおぉぉぉぉぉ!!!すごい!!でかした!!!
来年は是非日本一を目指してもらって、高校生チャンプのいる工務店って事をアピールして行こう(笑)
俺が高校生だった頃(20年前)には無かったんですけど、今県工にはクラブ活動として建築部ってのがあるらしいんです。 日曜日を除いて月曜から土曜日まで放課後びっちり手仕事を習うんだそうです。これを三年間毎日できるんじゃけーすごい経験ですよね! (これを知っていたので大黒柱触らせたんですよ)
そして今回は、継ぎ手を作ってみました。昔は当たり前に使われていたけど「とにかく早く!」という時代の波にのまれて行って、今の家づくりではまず見る事が無い継ぎ手を作ってもらいました。 これね⬇

これは追っかけ大栓継(おっかけだいせんつぎ)という継ぎ手でまぁまぁ複雑な継ぎ手です。 今、主役となっているこの鎌継ぎ(かまつぎ)と呼ばれる物より何倍も強いです!!

思えば2年前の10月9日。 この鎌継ぎじゃなくて追っかけ大栓継ぎじゃったらこんな事にならんですんどったじゃろうなと思う😣↓
自分がケガしたけーじゃないですけど(笑)うちでは継ぎ手は追っかけ大栓継ぎって決めてる。多少時間はかかっても絶対こっちの方が強いけぇ。 て、事で彼が作った継ぎ手の写真と動画をどうぞ↓
ななめになっとるの解りますか? 斜めと斜めがくっつくとそれ以上下がらないようになっています↓
高校生による初めての追っかけ大栓継ぎ
⬆クリックで動画が見れます!
彼が来てくれる1年3ヶ月後が非常に楽しみです😁
おしまい♪